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千葉工業大学 社会システム科学部 経営情報科学科
◆研究室紹介
☆概要「ICTサービスの課題解決を図る仕組みの研究」:
産業界の近年の動向として、顧客やサービスに関する情報を収集する情報システムの構築に
重点を置く時代から、情報システムを通して得られたデータの価値の発掘やさらなるDX
(ディジタル・トランスフォーメーション)の実現へと変化しています。
このように企業経営においては、得られた情報を的確に分析し、迅速に経営にフィードバック
する仕組みが求められています。また、企業が管理する情報や仕組みが増大・複雑化する
ことから、企業におけるITガバナンスがますます重要になっています。
こういった状況におけるICT技術を用いたサービの運用には、プレーヤーと呼ばれる消費者、
プロバイダ、金融機関、情報提供者など多くの人が関わっています。どんな仕事もそうですが、
関わる人が多くなると、その分、トラブルも多くなるものです。実際、クレジットカードの
不正使用などといった悪事が横行しています。
私たちは、プレーヤーの行動を分析・予測し、システムにどんな機能が求められるのかを
明らかにすることをテーマに日々研究に努めています。
具体的な例をあげると人気動画共有サービスYouTubeでは、広告を出稿する企業とYouTuber、
さらには仲介事業者など、多くの人が関わっていますから、契約金の上昇、金銭トラブルなどの
問題が多発すると想定されます。これらの課題を解決するためのシステムに求められる要件を
考え、それをもとにより良いサービスモデルを構築し、システムが実際に稼働できるように
コンピュータシミュレーションによって検証しています。
SNSや動画共有サービスは、いまや多くの人たちにとって生活の一部になりつつあります。
より便利で安全なICTサービスを構築することは、今後のDX(デジタルトランスフォーメーション)
などに対しても、社会的意義も大きいと考えています。
☆技術キーワード:
・データ分析と仮説構築:
・ユーザ動向とサービス設計:
・サービス機能配備
・アルゴリズム開発
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